魅惑の脚本連載世界へようこそ・・・【美しい雨の咲く丘で編】・・・第一章
こんばんは~!
ひめのですww
今夜は、また脚本を書いたので、アップしますw
演出家さんによって、
CDドラマやラジオドラマ、舞台にも
いかようにもなる素材ではあると思います。
どうぞ!皆様、土曜日の夜のひととき、
ごゆっくりご鑑賞くださいませ。。。
それでは!はじまりはじまり~。
【美しい雨の咲く丘で】・・・第一章 作 石井奈緒子
キャスト
レイン・・・(マフィアの養女そして女帝)
ケビン・・・(勇敢なサラリーマン)
N=ナレーションの意味
レインN (殺人や窃盗、人身売買や麻薬密売
悪魔の所業ように、金になる事なら何でもやったわ…
極貧生活をしていた両親に私は、7歳ころに捨てられ、
世界的マフィアのドン “カーティス=ウィザード”に売られたの。
そして、カーティスの愛娘として育てられることになったの。
カーティスは、私にいい暮らしを教えてくれたわ
美味しい食事、最先端のファッション、そして高度な教育
両親と暮らしていた頃が地獄に思える位にね。
18歳になった私は、背筋が凍るほど美しい娘と
称賛され、そして誰も私に刃向かえ無いほどの地位も名誉も得たの。
でも、ある時、そんな生活に変化が起きたの。
いつものように、街のカフェで堂々と麻薬の売人をしていたの。
その時、急に一人の男が私の左腕を引っ張り上げたの。)
レイン 「うっ!何?!!(驚き)痛い!なんなのあなた」
ケビン 「何をしてるんだ!」
レイン 「はぁ?見てわからない?麻薬の売り買いよ!
あなた、どこに目を付けてらっしゃるのかしら。。。」
ケビン 「こんなことして、恥ずかしくないのか?!
悪いことだとは思わないのか?!」
レイン 「別に…それに私にとってこれが普通だもの
あなたっておかしな人ね!
今では、もうみーんな怖がって黙認!
あそこの店員さんも、
あちらのテラスに座ってらっしゃるご婦人も
もちろん、警察だって見て見ぬふりなのよ?
それなのに…あなた・・・お馬鹿さんなの?」
ケビン 「僕に言わせれば君の方が馬鹿だよ
それに、本当の愛を知らない可哀想な子だとも思う」
レイン 「ふふ(微笑)そう・・・本当の愛・・・
そんなものがあるのならお目にかかってみたいわ~。
さぁ、正義の味方気取りさん!もうお帰りなさいね。
今日は、あなたの勇気に免じて逃がしてさしあげるわ!
でも、これからはもっと、自分を大切になさい。」
ケビン 「分かったでもきっと、僕と君はまた出会えると思う・・・
君には僕のような男が必要だと思うんだ・・・」
レイン 「・・・。」
ケビン 「僕の名前はゲビンって言うんだ!覚えておいて!君の名前は?」
レイン 「レイン・・・レイン=ウィザードよ」
ケビン 「レインか!うん、良い名前だ・・・じゃあまた・・・」
レイン 「馬鹿ね・・・ほんとうに馬鹿・・・」
レインN(明らかに危険な香りの私に、物怖じせず、
まっすぐに向き合ってくれたその男に
ほのかな恋心を抱いてしまっていた。
今まで、幾多の屈強な男に抱かれてきたけど、
初めて男性のぬくもり、本物の男の力強さを知った。)
レインN(こんな出来事があった一週間後、彼の予言通り
あるパーティーで再会することになったの…)
【第一章終わり】。。。【第二章へ続く】
みなさん、ご来場ありがとうございました!
第一章は終わり、第二章へと続きます。
次回は、レインとケビンの再会の回になります。
皆様、また更新しますので、その時はまた、
足を運んでくださることを心よりお待ち申し上げております。
感想などいただけたら、嬉しく思います。
それでは、本日は誠にありがとうございました。
ひめのでした!